甲状腺は、人の体の中で最も多くのホルモンを分泌する臓器です。
甲状腺のことを、別名「内分泌腺」と呼びます。
内分泌腺には、甲状腺のほかに、脳下垂体、副甲状腺、すい臓、
副腎、精巣、卵巣
などがあります。

ホルモンは内分泌線で作られて、血液の流れに乗って体中に回り、
様々な作用をする物質です。
人の体には、インスリンや甲状腺ホルモン、成長ホルモンなど
多くのホルモンが存在します。

甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌し、貯え、必要に応じて血液中に
分泌する臓器です。
甲状腺ホルモンは、子供の成長に関わり、大人になってからは主に、
体の新陳代謝の調節を行います。

わかりやすく言うと、体のエネルギーを上げる働きを持っています。
女性は、更年期以降、女性ホルモンは減少しますが、甲状腺ホルモンは
一生分泌され続けます。

また、甲状腺ホルモンの分泌量を調整するために、脳下垂体から
甲状腺刺激ホルモンが分泌されています。

甲状腺ホルモンが足りなくなってくると、脳下垂体から甲状腺刺激
ホルモンが分泌されます。
すると、甲状腺は、「甲状腺ホルモンが足りていない」ということを
察知して、甲状腺ホルモンの分泌量を増やします。

甲状腺ホルモンの分泌量は、ストレスなどにも影響されますが、
基本的には常に一定しており、分泌量が多すぎると、
「甲状腺機能亢進症」になりますし、不足すると、
「甲状腺機能低下症」
になります。

甲状腺機能亢進症になると、体のエネルギーを無駄使いするので、
疲れやすくなりますし、甲状腺機能低下症になると、逆にエネルギーが
出ないので、元気が出なくなります。